ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

　研究熱心で自信たっぷりの少年は、将来偉大になると信じて怖れている。しかも歯科医院のお姉さんと結婚することまで決めているのである。けれどもお姉さんがペンギンを創りだして「この謎を解いてみよ」と言うので少年はさっそく研究にとりかかる。
　少年はノートを書く。大量に書く。それも速記法で書き、ポケットに入れたミニ紙にミニペンで手を入れたまま書くのだから只者ではない。そんな少年と友人らが様々な謎と巡り合い、いじめっ子軍団のわりとエグい妨害もありつ、その謎を解くため奔走する。
　筆者もこの年頃から勉強に熱心であれば、どうなっていたのだろうか。まあ、とりあえずおっぱいが好きなのはみな同じだということだが、最後は寂しく、切ないのである。