【映画】ルドルフとイッパイアッテナ
【新書】読書力 齋藤孝 岩波新書
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/09/20
- メディア: 新書
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読書は、「した方が良い」ではなく、「しなければならない」ものである。
その理由は、読書力が上がることによって、自己形成の糧になったり、コミュ力が向上したり、ほかにも様々な効用があるからである。
「読書力がある」とは、「文庫百冊・新書五十冊読んだ」ということである。巻末には著者のおすすめ文庫リストがある。
考えるというのは、言葉でするものだ。語彙が貧弱ならば、思考も貧弱になる。読書することによって語彙が増える。それによって思考力も鍛えられる。
本を読むぞ!という気持ちになる本であった。
【小説】聖なる怠け者の冒険
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/09/07
- メディア: 文庫
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京都の町にうごめく正義の味方、ぽんぽこ仮面。そしてゴロゴロするのが好きな怠け者の主人公。彼はなぜかぽんぽこ仮面の後継ぎに指名されるが、のらりくらりとかわしていると、ぽんぽこ仮面はいきなり謎の集団に追いかけ回されることになり、主人公は安心してゴロゴロし始める。
この作品ももれなく森見ワールド全開である。なんだかほかの作品でもこんな感じだったなと、若干デジャヴを感じるが、それは森見氏の計算らしい。
タヌキに関する描写が秀逸で、タヌキが愛らしく思え、微笑ましい。
作品全体を貫くゆる〜い空気感がまた良い。