Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【映画】ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

 アメリカに住む少年ジェイクは、祖父から不思議な話を小さい頃からよく聞いていたが、あまり信じてはいなかった。ある夜、祖父の家に行くと祖父は目玉をくり抜かれた状態で倒れていて、しかしジェイクに離島へ行くよう伝える。その時ジェイクは化物を目撃するが、どうやら他の人には見えていないようで、精神を病んでいると誤解されてしまう。
 精神を病んでいるので、療養のため例の離島へ行くことなり、精神科医も勧めるのでジェイクは父と共に離島へ向かう。
 離島にはミス・ペレグリンと奇妙な子供たちがいて、彼らは超能力者というか、異能者なのである。ループ、という特別な空間を作って生きているらしい。
 悪い能力者がいて、ジェイクはそいつらと戦うことになるのである。

 なんというか、能力者同士の戦いは地味である。もっと、炎を操る少女や、双子の恐ろしい能力を有効活用できないものだろうか。

 とにかく目玉関連でおぞましいシーンが多い。祖父や悪役は目玉をくり抜かれれるし、子どもたちの目玉を食いまくる怪物もなかなか。

【小説】スタンド・バイ・ミー スティーブン・キング

 映画スタンド・バイ・ミーの原作と、不思議なクラブの話。

 四人の少年が線路を辿って死体を目指すが、こわいオッサンに犬をけしかけられたり、ヒルの大群に襲われたり、不良グループと死体の所有権を争奪したりする。

 もうひとつの話は、スタンド・バイ・ミーよりは短いがエグいシーンがある話。
 なぜか秘密のクラブに招待されたオッサン。そこでは出所不明の本があったり、なんだか雰囲気が良い、オッサンたちのクラブだった。
 クリスマスには皆が集まり、とっておきの話を披露するのだが、ある一人の男が話し始め、それはたわいない、どこにでもあるような話かと思われたが、とんでもない!
 悪夢を見るのではないかと不安になるような話なのである。しかしどこか良い話の様な気がしないでもないのである。
 関羽が首を切られたあとに、曹操の前に首を持っていくと、関羽の頭が喋り始めた話を思い出した。

【映画】スターウォーズ ローグワン

 エピソード4へと繋がる外伝で、デススターの設計図を反乱軍が盗む物語。

 デススターの開発者は帝国に嫌気がさしていて、裏切ってデススターに弱点を残す。娘は父の意思を継いで反乱軍に協力するのである。

 序盤の展開がやや急な気はしたが、スターウォーズの世界はやはり面白い。

 「フォースと共にある」をお経の様に唱える盲人のインパクトもさることながら、再プラグラムされた帝国のドロイドも良い奴だ。
 
 ベイダー卿の圧倒的過ぎて虐殺になっちゃってるシーンは痺れる。満を持して期待に応えるベイダー卿である。