【読書】偽善のすすめ パオロ・マッツァリーノ
偽善のすすめ 10代からの倫理学講座 (14歳の世渡り術) [ パオロ・マッツァリーノ ]
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毎年放送される24時間テレビだが、そのたびに偽善であるとか、感動の押し売りなどと批判されている。24時間テレビはあまり見ないし好きでもないが、その批判には違和感があった。
偽善とは、何なのか。何が悪いのか。
この本には、これまで漠然としていた偽善への考えがすべて書かれていた。様々な文献を参照している著者の言葉には説得力があり、至極まともである。
この書では、偽善の意味やその語源を探る。最初にその言葉が使われたのは聖書らしい。そして、古今東西の哲学者や文学者、一般人は偽善をどう考えたのか。日本ではいつから使用されたのか、などなど。
【邦画】テルマエ・ロマエ2
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ローマに名だたる浴場設計技師となったルシウスは、今度はグラディエーターのための風呂の製作をはじめる。
今作もルシウスのジェネレーションギャップによる笑いが豊富である。現代を奴隷に再現させるのは個人的に好きだ。しかし、オジイ系の笑いはイマイチである。
しかしジェネギャップ、奴隷による再現、ルシウスの覚悟(1では浴場設計を拒否する)、上戸彩のメタファーなど、ある意味前作とさほど変わりない気がする。
そういう点で、前作から続けて観るとやや退屈。
【洋画】キング・アーサー(2004)
キング・アーサー ディレクターズ・カット版 [Blu-ray]
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ローマ支配下のブリテン島。ローマに徴兵されたアーサー少年は15年間を騎士として戦い、仲間の騎士たちと共にようやく自由を手にする所だったが、ローマ反乱軍とサクソン人に囲まれた砦にいるローマ人の救出を命じられる。
矢が飛び交い剣が振り回され、騎士たちの胸熱な友情があり、キーラ・ナイトレイのセクシーシーンもあるので、この映画はそれなりに退屈ではない。
こういう中世の映画を見て思うのは、此の時代に、陽気にジョークを連発したり、自由と平等の精神を持つ人間などいたのだろうか。