Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【小説】スタンド・バイ・ミー スティーブン・キング

 映画スタンド・バイ・ミーの原作と、不思議なクラブの話。

 四人の少年が線路を辿って死体を目指すが、こわいオッサンに犬をけしかけられたり、ヒルの大群に襲われたり、不良グループと死体の所有権を争奪したりする。

 もうひとつの話は、スタンド・バイ・ミーよりは短いがエグいシーンがある話。
 なぜか秘密のクラブに招待されたオッサン。そこでは出所不明の本があったり、なんだか雰囲気が良い、オッサンたちのクラブだった。
 クリスマスには皆が集まり、とっておきの話を披露するのだが、ある一人の男が話し始め、それはたわいない、どこにでもあるような話かと思われたが、とんでもない!
 悪夢を見るのではないかと不安になるような話なのである。しかしどこか良い話の様な気がしないでもないのである。
 関羽が首を切られたあとに、曹操の前に首を持っていくと、関羽の頭が喋り始めた話を思い出した。