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各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【映画】猿の惑星:創世記

猿の惑星:創世記(ジェネシス) [DVD]

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 ジェームズ・フランコ扮するウィルは父親が痴呆症なので治療薬ALZを開発し,まずチンパンジーたちに実験的に投与するのだが,輝かしい瞳を持った雌猿がいて,その猿が太った科学者に対して怒り狂い,ウィルの会議に飛び込み参加したところで射殺されてしまう。それが原因でウィルのプロジェクトは凍結になってしまい,チンパンジーたちも安楽死させられる。そうすると実はあの雌猿は子供を産んでいたらしく,ウィルはしぶしぶ家に連れていき,育てることにする。すると翌日いきなり哺乳瓶をラッパ飲みするのでウィルと痴呆症の父は驚愕し,成長していく毎にどんどんと賢くなっていくので,猿はシーザーと名付けられた。それからしばらくして,痴呆症の父にいよいよ辟易してきたウィルは,実験室からALGをくすねて痴呆症の父に注入してみるのであった。すると,痴呆症が回復するどころか以前よりも賢くなった父が軽快にピアノを弾いているので,ウィルは感動するのだが,父はまた痴呆症になってしまい他人の車を我が物顔で運転するので隣人に怒られる。それを見たシーザーは怒り狂い,隣人に躍りかかるので類人猿保護所に収容されてしまう。そこでトム・フェルトン(マルフォイ)扮する小悪党のドッジがすごい小者臭を発しながらシーザーを虐待するので,シーザーは脱走を決意する。一方太った科学者はALZをうっかり吸い込んでひっそり死んでしまう。

 人間的な目の動きをするのが面白く,CGのメイクがとてもリアル。死人があまり出なかったのが印象的だった。てっきり,人間界を滅ぼすところまで行くのかと思い込んでいたので,まあそれは次回作になるということだろうか。