Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【洋画】『ゴッド・オブ・ウォー』ペストと神を巡る、人々の醜悪な行い

 舞台は黒死病が蔓延する中世ヨーロッパ。

 修道院に、荒くれのような騎士団が現れ、辺境の村へ行きたいので道案内を求めた。

 若き修道士は、前から外へ行きたかったし、ガールフレンドもその村の近くにいるので、志願した。

 しかし、実は騎士団には真の目的があった。

 ちなみに黒死病とはペストのこと。

 
 その辺境の村ではネクロマンサーがいて、黒魔術を使っているとのことで、捕らえる任務があったのだ。

 さて、主人公である修道士のたどる運命は悲劇そのもの。
 死よりも辛い悲劇は、また悲劇を生む。

 結局のところ、主人公は、自分が信じてとった行動が、あとで間違いだとわかると、罪のない人達相手に憂さ晴らしするようになる。
 後味わるい映画。

 ところで、なぜ邦題はゴッド・オブ・ウォーなのだろう。原題はブラック・デス。