Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【XBOX360】Halo: Reach

Halo:Reach Xbox 360 プラチナコレクション

Halo:Reach Xbox 360 プラチナコレクション

 

 Halo1の前日譚で,まだスパルタンが多く存在した時期の話。ノーブルチームに,先の作戦で没したスパルタンに代わり,シックスが編入され,さっそく偵察に行くとコヴナントとの戦闘が発生し,全面戦争に突入していく。人類はあらゆる手段をもってコヴナントと戦うが,結局はそれは焼け石に水で,戦況は悪化していく一方,圧倒的なコヴナントの戦力についにスパルタンたちにも死傷者が出始める。数人が犠牲となったノーブルチームのシックスはハルゼイ博士から希望を戦艦ピラー・オブ・オータムに届けるという使命を担う。

 

 この戦争にはマスターチーフも参加しているが,作中には登場しない。厳密に言うと一瞬登場する。やはり破滅への道を辿るストーリーで,どんどん悲劇的になっていきどんどん死人が出てくる。けれどもスパルタン達は悲観的にはならず,自らのやるべきことを淡々と全力で行うといった感じで,終盤は悲しさ寂しさもあったが其れ以上に熱い。このリーチという物語は,スパルタン達がどのように未来へバトンを渡したか,如何にして散っていったか,その生き様を見れる物語だ。であるから,これは良作だろう。面白い,もとい致命的な誤訳もなかったしね。

 

 マルチプレイはアビリティの登場によって多様になったなあという印象。空を飛んだり分身を出したり殻に篭ったり。DMRはレティクルが開くから止めを刺しそこねることもしばしばで,ちょっとやりにくくなった,その点では3や2はシンプルで良かったのだが。ついでに一つ付け加えると,クレジットがたまるのがすこし遅い。それぐらいで,あとは取り立てて不満もないし,従来の作品以上に面白い。