【洋画】哲学的SFアクション『Looper』
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: Prime Video
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もしタイムスリップできるなら、過去の自分に勉強の大切さをクドクドと言いに行くだろう。
しかし、パラドックスにより未来の自分は消えてしまうかも知れない。作品によっては、会うだけで大変なことになるというようなものもある。
あるいは、すべて決定付けられていて、何をしても運命は変わらないということもある。
もしくは、無限の分岐点があり、あらゆる可能性の平行世界があるので、パラドックスは起きないという設定もあったような。しかしほとんどが、パラドックスが起きる設定だ。
この映画もやはり、過去の自分をどうかすると未来の自分に影響があるらしい。
ジョーは未来からやってくる標的を殺す仕事をしていた。そこに現れたのは、未来の自分。未来で起きる現実を変えるためにやってきたのである。未来の犯罪王が子供のうちに抹殺するために。
未来の人間は一部、わずかなサイコキネシスを使えるようになっている。最初は、「なんだその設定は」と怪訝に思うのだが、「そういうことか」と思わされる。
未来に犯罪王となる子供を殺すことの是非。そして巻き添えになった子供は、仕方のない犠牲なのだろうか。最後の主人公の選択は、ただの直感ではないのか。色々と考えさせられる作品。