Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

泣ける!号泣間違いなしの戦争映画『戦場のメロディ』

5/5

戦場のメロディ [DVD]

戦場のメロディ [DVD]

 朝鮮戦争時に実際に存在した、孤児たちの合唱団をモチーフにした作品。

 歌手であり俳優のイム・シワンが主役。イムは韓国軍の兵士だが、ある戦闘で部隊のほとんどが壊滅してしまう。その時に助けた兵士のツテもあり、イムは孤児院で仕事することになる。

 その孤児院にいる女性はコ・アソン。整形感がなく個性があって、多部未華子っぽい。


 イムが町を歩いていると、突然少年のひったくりに遭遇する。その少年は、かつて自分に対して父の命を助けてくれと懇願してきた少年だったのである。

 その少年の後を追うと、孤児がたくさんいるスラム街にたどり着く。そこでは、元軍人の「鉤爪男」が孤児たちを従わせていた。

 ともかくイムは、孤児院の子供たちで合唱団を作ることにするが、鉤爪男がなにやら企んでいて、スラムの子どもたちを合唱団に送り込むのである。

 合唱団は軍隊の慰問に回るようになり、そのうち前線まで行かねばならなくなってしまう。

 もうこの映画は、涙なしには見れない。しょっぱなから兄妹の境遇に号泣である。泣き疲れる映画。