【小説】スター・ウォーズ カタリスト
- 作者: ジェームズ・ルシーノ,来安めぐみ
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2017/05/31
- メディア: 文庫
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スター・ウォーズ ローグワンの前日譚。
上巻
クローン戦争中、天才科学者ゲイレン・アーソはどちらの側にもつかず、研究に没頭していて、特にライトセイバーの源であるクリスタルに興味を持っていた。
しかし、分離主義勢力がゲイレンを捕らえたりして、共和国が助けだしたりして、翻弄されるのだが、かつての盟友で共和国の少佐であるクレニックが近付いてきてゲイレンをなんとか利用しようとするのである。
そうこうしているうちにパルパティーンが皇帝になり、ジェダイ・オーダーは解体され、例のクリスタルが手に入り放題になって、クレニックがそれをチラつかせると、ゲイレンは嬉々として研究し始めるのだが、フォースとジェダイを信じる妻はそれを訝しんでいたので、クレニックは鼻持ちならないのである。
下巻
ゲイレンは着々と研究を進めていて、しかし妻のライラは周囲で起こる不穏な動きを察知していた。そんなライラにクレニックはついに脅迫に打って出るが、余計にライラは決意を固めることとなってしまう。
そのころ密輸業者たちは帝国にウンザリしていて、反乱を起こすのでウィルハフ・ターキンが鎮圧しに行くのである。
実はクレニックは密輸業者を利用していて、その関係で密輸業者とライラは知り合いになっていたのであるが、密輸業者はライラに感化されてライトサイドに導かれたようで、この度反乱を起こすことにしたらしい。
ターキンとクレニックはライバル関係なので、ターキンの状況にほくそ笑むクレニックなのである。
そんな中、ついにゲイレンとライラは研究を放棄して逃亡することにしたのである。
当然ながら、クレニックやゲイレンなど、ローグ・ワンに登場する人物は最後まで死なない。終盤になって登場人物がバッタバッタと死んでいくありがちな展開は無いので安心だ。(ローグ・ワンがそんな展開だから逆に?)
ともあれ、ローグ・ワンでライラがフォースに言及したことや、ジンの育ての親であるソウ・ゲレラについての背景もこれでわかる。