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各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【小説】アサシンクリード 公式ノベライズ

アサシン クリード〔公式ノヴェライズ〕 (ハヤカワ文庫NV)

アサシン クリード〔公式ノヴェライズ〕 (ハヤカワ文庫NV)

 映画アサシンクリードの小説版。

 リンチ少年はある日家に帰ってくると父が母を殺していて、父は何者かに拘束されたので、リンチはオッサンになるまで逃げるが、ポン引きを殴り殺したことで警察に捕まり、死刑になり、薬物注射で刑が執行されるのだが、目覚めると謎の隔離施設にいて、謎の機器にリンチは文字通り接続され、先祖の記憶を探られてしまい、実はリンチはアサシンの末裔だということがわかり、そのライバル組織のテンプル騎士団は現代でも存在していて、ある秘宝を見つけるためにリンチなどのアサシンの子孫を捕らえていた。
 映画では登場人物の感情や背景が今ひとつだったのが、小説では完全補完といって良いだろう。
 ちなみに、終盤で反乱を起こしたアサシンの子孫たちの背景も小説では補完されている。
 やはり思ったのは、エデンの果実などというややこしいアイテムは抜きにして、シンプルにアサシンが悪者を誅殺する必殺仕事人的なストーリーにできないものかということだった。