Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただのメモ。

【映画】トゥルー・ストーリー

5/10

 実話らしい。
 ニューヨークタイムズのとある敏腕記者は締め切りに追われ、正義感に燃えすぎたために、記事を捏造してしまいクビになる。そんな彼を誰も信用しないので就職できない中、一家4人を殺した容疑者が彼の名を騙ったことがわかり、彼はその容疑者に取材を行う。
 容疑者はその記者のファンで、取材を受けるかわりに文章指導を頼む。記者は、どうやら自分が容疑者と似ている部分があるような気がして、のめり込んでいく。
 容疑者は無罪を訴えるが、描いている絵があまりに病的なのでこちらとしても疑わざるをえないのだが、やはり容疑者は無罪を訴える。
 いったいどんな真相が隠れているかと思ったら真相もクソもなかったので記者と同じようにトイレで叫びたい気持ちになったのである。
 この映画の唯一の見所は容疑者ことジェームズフランコだと思う。