【邦画】笑の大学 感想
- 出版社/メーカー: 東宝
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昭和15年、神武天皇誕生2600年のこの年、日本は戦争への道を辿っているなか、役所広司演じる検閲官は、大衆劇の台本を検閲する任についていた。
不適切な台本は上演不可、もしくは修正することで上演可能としていたのだが、そこにゴロちゃんこと稲垣吾郎演じる喜劇作家が現れる。
ゴロちゃんの台本を全否定する役所広司は、次から次へと台本を修正させるのだが、やがて一緒に台本作りをはじめ、本来の職務を忘れゴロちゃんにそれを指摘されると激怒する。
- 画面に常に出てくる二人。個室で繰り広げられる攻防。笑いの要素を無くそうとする役所と、どうしてもお笑いに走ってしまうゴロちゃん。
- 検閲官は気難しく、感情を表にださず、笑いの感情を一切失ってしまったかのような男。そんな彼の心情が変化していくのが面白い。
- 最後のシーンで感動。泣ける。
- 喜劇作家にはモデルがいるという。有名な喜劇作家で、影響力もあったそうだが、戦争へ召集され、戦死したらしい。残念だな。