Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただの読書メモ。

【文学】高瀬舟 森鴎外

高瀬舟 (集英社文庫)

高瀬舟 (集英社文庫)

 

 江戸時代,島流しとなった罪人は高瀬舟で送られた。その際護衛に付くのは同心。長年高瀬舟に乗ってきたベテラン同心はある日,罪人であるのに清々しい顔つきをした男,喜助に出会う。喜助の罪は弟殺しで,同心はなぜ殺したのかを聞く。

 同心はケチかというほど質素な生活をしていて,金に執着がない喜助に少なからず嫉妬する。そして,殺人の理由を聞いて,葛藤が生まれる。読み終えると,切なさがこみ上げてくる。

広告を非表示にする