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Brilliant Grunt

各種作品の感想、批評。或いは、ただの読書メモ。

【小説】 有頂天家族 森見登美彦

読書

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

森見登美彦氏の「有頂天家族」を読みました。

 

とても面白かったです。

ころころもふもふした狸たちの活躍は,可愛くもあり面白くもあり切なさもありでした。

 

下鴨家の中でも,とりわけ阿呆の血が色濃い矢三郎が,京都を東奔西走するお話。

そこには,落ちぶれた天狗が出てきたり,うら若き乙女が空を飛んだり,矢三郎の兄である矢二郎が蛙になっていたり。

 

特に印象に残っているのは,まだ小さい末弟の矢四郎が怖がりで,丸まって震えているシーン。頭の中に映像がすぐ出てきて,その姿に母性を刺激されること間違いなし。

 

面白かったのは堕天狗である赤玉先生と矢三郎の掛け合い。

特に中盤の,風呂嫌いの赤玉先生を矢三郎が銭湯に連れて行こうとする場面。二人の間にバトルが勃発する。

 

腐っても天狗である赤玉先生は辻風を起こすことができる。怒り狂って辻風を起こそうとする先生に対抗して矢三郎は化け術を使うが・・・。かなり微笑ましい展開になる。

 

これは3部作の1作目とウィキペディアにあった。続編が出るのが待ち遠しい。

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